データ分析とインテリジェンス

何度読んでも聞いても話の内容が理解できない場合の原因と対策について

■何度読んでも聞いても理解できない

情報収集の際に「レポートに書いてある内容がつかめないな」とか「議論がかみ合わないな」という時に、何がおかしいのかを考えるために原因と対策を考える。

■原因と対策

理由はいくつか考えられるので、これがあてはまりそうだと1つ見つけたら終わりではなく様々な可能性を検討したい。複数の要因が合わさっていることもある。特に最後の「自分が間違えている」かもしれないことは、常に念頭に置いておく。

意図的な間違い

いわゆるプロパガンダであるが、誇張、嘘やでたらめであることは100も承知でそれでも誰かを騙すために意図的に行われる場合。意図的にやっているのだから嘘を指摘したところで修正されるはずもない。泥棒に対して「泥棒はいけない」と説教するようなものだ。発言側に社会的な影響力がある場合は指摘することで他の人が騙されるのを防ぐ必要があるかもしれないが、そうでないなら関わっても無駄である。

関連記事:レポートやニュースで騙す方法とその対策のための基礎知識

自分が正しいと思い込んでいる

過去の成功体験をそのまま引きずっているような場合。これは本人の実力である場合もあるし、権力の庇護があったからこその結果を自分の力と勘違いしている場合もある。もっとひどいと根拠が何もないのに自信だけはあったりする。長い時間をかけて培われた結果であるので簡単には覆せないが、別の成功体験を重ねられれば変化が起きる可能性はある。

誰かに聞いた話を信じている

イデオロギーの影響だったり、誰かから聞いた話を鵜呑みにしている場合だったりと、とにかく間違っていようが何だろうが聞いた話を本当に信じてしまっている場合。人によっては間違いを指摘されることで修正が効く場合もあるが、特に前者の場合は長い時間がかかるので短期的には話が通じないのと同じ。何度か言っても聞く耳を持たない状態になっていたらすでに手遅れであるので、できるだけ遠ざかった方がよいだろう。

感情的になり過ぎて混乱している

気に食わない相手を攻撃している人に見られるが、まさに頭に血が上っているとしか形容できない場合。レッテルを張り付けることで相手を貶めようとはしているのだが、内容がめちゃくちゃなので説得力は仲間を除いて皆無。感情的になっている人に冷静な議論は出来ないので、落ち着くのを待つしかない。

権力へ迎合している

政権やマスコミなどの権力にすり寄るために迎合している。これも利益のために行っていることなので、正論をぶつけたところで話が通じるとは限らない。それ以上の利益あるいは不利益を提示できなければ説得は難しい。

引っ込みがつかなくなっている

以前主張していたことが間違えていることに気がついてはいるのだが、プライドだったり利益が絡んでいたりで引っ込みがつかなくなっている場合。追い詰めたりしなければ攻撃してくることもないので、遠巻きにしておけばよい。

同じ言葉を使っていても、同じ意味で使っているとは限らない

同じ言葉を使っていても、実はその意味するところが違う可能性もある。意味が違うのであれば当然かみあうはずもなく、お互いに違う認識のままで話は平行線となり何の解決にもならないのでは時間の無駄。まず認識を合わせられれば解決することも多いが、そもそも話ができない人もおり、その場合は「本当にそう信じている」「感情的になり過ぎて混乱している」参照。

関連記事:言葉から期待される内容と実際の意味の違いについて(分析編)

自分の知識不足

知識が無ければたとえどんなに正しいことであっても理解できない。相手に責任を転嫁するのではなく、自分の知識不足を疑うことも大切。簡単な入門書を1・2冊読めば解決することも多い。それでも理解できない場合は相手を疑っても良いが、内容が高度になると数年後に「あの時理解できなかったのは自分の知識不足であった」と気づくことも多いため、自分を疑っておく必要がある。

自分が間違えている

もしかしたら相手がおかしいのではなく、自分が間違えていて上記のような状態になっている可能性もある。常に自分は正しく相手が間違えていると考えるのは傲慢である。自分が間違えている可能性があると自覚して選択肢に入れておけるかどうかは非常に重要。

■自分が正しいのか相手が正しいのかを自分で判断できるのか

原因と対策について一覧にしてみたが、問題は自分が正しいのか相手が正しいのかを自分で判断できるのかということだ。もし悪意のある第三者に影響(極端な場合は洗脳)されているとしたら、自分の目が曇っていることに自分で気が付けるのかは疑問である。「天子に争臣七人あれば、無道といえどもその天下を失わず」と言われる。信頼できる人の話を聞くことは大事だ。

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タグ:情報収集 プロパガンダ


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