データ分析とインテリジェンス

言葉から期待される内容と実際の意味の違いについて(分析編)

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■使う言葉の定義が違うと話がかみ合わない

言葉の定義は重要である。何度読んでも聞いても話の内容が理解できない場合の原因と対策についてでもその理由の一つとして「同じ言葉を使っていても、同じ意味で使っているとは限らない」を上げたが、データ分析に関する言葉についても同様である。そこで、よく聞く言葉について、「その言葉から期待される内容」と「実際の意味」についてまとめる。やや極端に書いているので、中らずと雖も遠からずぐらいで読んでもらうのがいいだろう。

■目次

■最適化

言葉から期待される内容

(ある制約条件のもとで)最も良い状態にするための施策のこと。

実際の意味

その施策が最適であることの理論的背景があるわけではなく、大抵の場合は「今より良くする」ぐらいの意味。良くする度合いも大きくなのかちょっとなのかはやってみないとわからない。

■データアナリスト

言葉から期待される内容

データ分析を行う人全般。

実際の意味

(1)Excel職人。

(2)パワポで資料を作る人。

(3)上司やクライアントの意向を組んで作文できる能力のある人。

(4)データは読めるけど世間の流れは読めない人。もしくはただの物好き。ちなみにこのブログの管理人は前者から後者へクラスチェンジしたハイブリット。

■データサイエンティスト

言葉から期待される内容

高度な統計学や機械学習を使って分析を行うプロフェッショナル。

実際の意味

資格があるわけでもなければ明確な定義があるわけでもないので、機械学習などほとんど知らないExcel使いでもデータサイエンティストを名乗ることができる。一方、流行の言葉だからとスキルがあってもあえて避けて名乗らない人もいるために肩書きだけで判断するのは危険。

■データ分析

言葉から期待される内容

データから未来を予測し、利益につながる施策の提案を行うこと。

実際の意味

上司やクライアントの意向に沿った意見を提出することで満足してもらい、褒めてもらうための政治活動。

■ビックデータ

言葉から期待される内容

今までにない巨大なデータ。その特徴としては「ボリューム(Volume)」「多様性(Variety)」「発生頻度(Velocity)」の3Vで表現されることが多い。

実際の意味

(1)要するに技術の発展のおかげで以前より扱えるデータ量が増えたということなのだが、印刷技術が発展した時も、コンピューターが登場した時も、インターネットが出てきた時も「今までとは違う情報量が云々」と同じようなことが言われているのでさほど目新しい話ではないし、業界や社会への劇的なインパクトは今のところ起こしていない。次は「ハイパービックデータ」もしくは「スーパービックデータ」か。

(2)ここ数年の流行の理由はBIが一通り浸透したことで次のバズワードとして使われている。システム導入してね。

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タグ:情報収集 最適化 データアナリスト データサイエンティスト 分析 ビックデータ


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