データ分析とインテリジェンス

インフォメーションとインテリジェンスの違い

■インフォメーションとインテリジェンスの違い

インテリジェンスという用語が広まってきたからだろうか、最近データ分析関連本の中でも、冒頭にインフォメーションとインテリジェンスの違いについて触れられることが増えてきたように思われる。このブログでは「インテリジェンス」の代わりに「データ分析」を使っているとはいえ、この違いについて書いておこう。

■違いは生のデータか、加工されているか

簡単に言えば、インフォメーションとは「加工されていない生のデータ」であり、インテリジェンスとは「意思決定者のためにインフォメーションを加工、分析してえられたもの」である。つまり、インテリジェンスはインフォメーションがから作られるし、インテリジェンスになっていなければ全てインフォメーションということである。

データ分析プロセスを料理に例えてみると、インテリジェンスが料理で、インフォメーションは食材ということになる。

■言葉の問題:「情報」は「インフォメーション」ばかりで「インテリジェンス」の意味はほとんどない

日本語だと両方とも「情報」と訳されるのであるが、一般的に「情報」というと「インテリジェンス」の意味はほとんどないことが多いため注意が必要。例えば「情報処理」は「インフォメーション」を処理するための手法やツールの議論あって「インテリジェンス」を作りだすところまでは含まれないようだ。

■「インテリジェンス」の新しい訳語は必要か

「情報」が「インフォメーション」とほぼ同義として広まってしまった以上、「インテリジェンス」の訳語に「情報」を当てたままでは混乱を生じるし、それ以上に「情報」というと「データを処理して集計すること」と理解されてしまうことは思考の幅を著しく狭めることになる。

「インテリジェンス」に新しい訳語があった方が良いかもしれないが、あっても広まらなそうなので、であればいっそ「情報」=「インフォメーション」として「インテリジェンス」の意味を一切無くし、「インテリジェンス」と明確に区別した方がよいのではないだろうか。

といいつつ、やはり便利なので都度「情報」を使い分けしてしまうのが実情。当面は読んだ人が誤解しないよう、正確に文章を書いていくよう心掛けるしかなさそうだ。

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タグ:インフォメーション インテリジェンス データ分析プロセス


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