データ分析とインテリジェンス

タグ「『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析」 の検索結果

『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析 目次

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戦略の失敗を、戦術や戦闘で取り戻すことは不可能である・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(13)

「戦略の失敗を、戦術や戦闘で取り戻すことは不可能である」はよく聞く言葉であり、実際にその通りである。そして筆者は情報参謀の視点から、「正確な情報的視点から物事の深層を見つめて、施策を立てることが緊要」と言う。どういうわけか日本人には「正確な情報的視点から物事の深層を見つめ」る姿勢が決定的に欠けているような気がしてならない。これは上になったからその姿勢が抜け落ちるのではなく、みんな持っていないからその中から上になった人も持っていないという話だろう。いったいどういうわけなのだろうか。

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気の毒なのは、とにかく第一線であった・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(12)

はるか遠く離れた東京で現場を見たこともない大本営の参謀が立てた作戦がいかにでたらめであったか。ガダルカナルやニューギニアの悲劇はまたここでも繰り返されているが、どうしてこのようなことが起きるのだろう。

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爵禄百金を惜しんで、敵の情を知らざるは不仁の至なり・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(11)

貫かれる「先知」の思想・・・『孫子』をビジネスにおけるデータ分析の教科書として読む(1)でも触れたが、この言葉は重要である。もっと広まるべきだと思う。そして、実態はまったく逆の事をしている。人材を惜しんで新入社員やスキルの低い人に情報集めだけさせて分析した気になり、使えないツールには金を出しても知識に金を惜しむ。勝利の主になれないのも当然だろう。

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フィクションは絶対許されない・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(10)

情報の仕事にフィクションは不要である。このあたり前のことがどれだけ守られているだろうか。契約を取るために、あるいは評価されるために自分の都合の良い仮定と解釈を積み重ねたその実単なるフィクションで満たされた報告書が作られていないだろうか。

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第二部には特別に情報訓練を受けた者はゼロであった・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(9)

普通に考えれば先に情報を集めて分析し、それを基に戦略や作戦を考えるということになるはずだが、その普通なことが行われていなかったのが大本営であった。これで戦争をしているのだから、劣勢になるのは当たり前だろう。もっとも、いまだに情報分析の部署もおかずに経営を行っている企業の方が遥かに多いことを考えると、大本営のことを笑えない。

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現場の情報をろくに審査せず鵜呑みにすると大変なことになる・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(8)

司令官とはラバウルにいた第八方面軍の今村均大将、第一線というのはブーゲンビル島にいた第六師団のことで、これは南方戦線視察にでた著者が今村大将に挨拶した際に感じた苦悩の原因について語っている。

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相手も自分と同じ価値観であると決めつけてはいけない・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(7)

自分がそうだから相手もそうであると勝手に決めつけることがいかに危険であるかを良く表している。自分には必要ないからこの商品は売れないとか、自分には簡単すぎるから誰でもできるだろうとか、日常でもよくある話である。そして、データ分析を今まで使って来なかった人にとってはデータ分析など必要ないと考えているだろう。

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大本営の情報無視は、現在のビジネスでもまったく同じだ・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(6)

「企業の戦略を決定するための基礎となる最重要な市場情勢判断の甘さが・・・」とでも書き換えてみれば、まるでまともに情報を使うことをしない現在の企業の事を言っているようである。敗戦から何も学ぶことなく来てしまったのではないかと思うほど、その類似性には驚かされる。実際そうなのかもしれないが。

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日本企業でデータ分析がまともに機能しないのも当然・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(5)

スターリングラードでの戦いが始まる頃、ドイツにいた大島浩からの電報についての著者の評価である。電報には「~べきを以て」「~というべく」など、仮定がさも事実のように書かれていることに注意を促している。

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作戦と情報は区別されている・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(4)

第一線の戦闘部隊=営業、作戦=経営企画とでもおけば、ビジネスでもよくある話である。違いと言えば情報部があるかないかだが、あったところで無視されていたのだから無いのと同じようなものだろう。

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報いを受けるのはいつでも最前線・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(3)

米軍による『日本陸海軍の情報部について』という調査書にある文章である。これが書かれたのは昭和21年4月とのことだから、終戦1年経たずして当の日本では戦後70年経ってもいまだにまともに理解も研究もされない日本の情報軽視ぶりをアメリカは理解していたということである。情報に対する考え方がどれだけ違うかが良くわかる話であろう。

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無視された情報教育・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(2)

以後、ページ数は文春文庫版を元にしている。陸大を卒業後にそのまま大本営参謀となり、第二部(情報部)付となった著者が当惑している様子である。陸大卒業生と言えば、当時のエリート中のエリートである。にも関わらず、情報に関する教育を受ける機会が全くなかったということに驚かされる。

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データ分析に関わる全ての人に・・・『大本営参謀の情報戦記』に学ぶデータ分析(1)

『大本営参謀の情報戦記』という本がある。戦時中に大本営参謀、フィリピンの第14方面軍の情報参謀、戦後は自衛隊の統幕第二室(情報室)室長と、情報を専門にしていた軍人である堀栄三の回顧録であり、著者が情報参謀としてどのように考え、活動したかを中心に、

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