データ分析とインテリジェンス

タグ「『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える」 の検索結果

『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える 目次

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(5)情報集約機関の不在とセクショナリズム・・・『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える

陸軍参謀本部と海軍軍令部がそれぞれ独自に情報を扱っており、情報の共有をしなかった。もっとも縄張り意識はどこでも起きる問題のようではあるのだが。とはいえ陸軍と海軍の中の悪さは情報部に限らずで「陸軍と海軍が戦い、余力で米軍と戦った」などと言っている人もいたぐらいだし、暗号解読でも陸軍がある暗号を解読していたのを海軍は最後まで知らなかったという話まであり、ここまで酷いのは他には聞いたことがない。

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(4)近視眼的な情報運用・・・『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える

インテリジェンスは副次的で、長期的・抽象的な戦略的思考が苦手なのだろう。戦略的に考えることが苦手であれば、そのために必要なインテリジェンスが求められるはずもない。一方で、脅威が目前に迫っていれば戦術的なインテリジェンスはわりと機能しているようで、満州における対ソ連情報収集、開戦前の東南アジアでの情報収集、暗号解読、などでは一定の結果を残している。ただしこれも(1)組織化されないインテリジェンスでも指摘されているように、現場の頑張りに支えられており、「現場の個人の能力に依存し、組織として機能しない」のではあるが。

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(3)防諜の不徹底・・・『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える

第3に、防諜の不徹底である。防諜とは諜報を防ぐという意味で、情報を取られないようにする、今でいうと情報セキュリティ(ただしコンピュータからの情報漏えいに限らない)である。防諜の不徹底ということはつまりは情報が漏れていたということで、情報が洩れて意図がばれれば敵に先手を打たれてしまう。ここではその特徴として

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(2)情報部の地位の低さ・・・『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える

2番目に、情報部の地位の低さである。石原莞爾、服部卓四郎、辻正信、瀬島龍三など有名な参謀はみんな作戦であるが、情報で有名な人などいないだろう。地位が低さは勧誘や配属に現れている。その特徴は

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(1)組織化されないインテリジェンス・・・『日本軍のインテリジェンス』から現在のデータ分析軽視を考える

戦後書かれた戦争に関する書籍は、個々の戦場や戦いに特化しているか、あるいは従軍した本人による個人的な体験記がほとんどであり、全容を書いたものはほとんど見当たらない(翻訳本は除く)。インテリジェンス関連に至ってはほぼ後者のみで、あえて言うならば英米課長であった杉田一次(『大本営参謀の情報戦記』の著者堀栄三の上司でもある)が書いた『情報なき戦争指導』があるが、これも全容というには物足りない。

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