データ分析とインテリジェンス

情報の捨て方-企業情報のための情報

■読書メモ

「情報の捨て方」とありがちなタイトルであるが、情報の収集や分析についてまとめられた本。データ分析について日本人が書くと体系的にまとめられることはあまりなく、著者の経験に基づいて書かれたノウハウ本か、学術的な専門書に偏るのは以前から変わっていないらしく、この本は前者に属する。

似たような本が結構あるが、その中でもわりと使えそう。30年以上前(1983年)に出た本の割には今でも通じることが多いのは、あまり進化していないせいだろうか。例えばこの一文。

知識によって価値づけられるものに対してはその対価を認めようとしない風潮が残っている。これは日本人的社会の根底に”サービス行為をタダだと思う考え”が存在するゆえんであろう。

これは30年経って世紀が変わっても同じだ。他にも現在にそのまま通用する話がたくさんある。もちろんその多くはどこの国でもいつの時代でも繰り返している話であろうが、それにしたところで日本人の情報に対する学習能力の無さはちょっとどころでなく異常ではないか。その原因について思うところはいろいろあれど学術的に誰か研究していないものか。

この手の書籍は一度に読もうとしても大抵途中で飽きてしまうので、合間置きながら読み進めたり、必要に応じて必要な部分を都度読むのが一番良い使い方だと思う。今回は後半読んでいないので、そのうちまた読もう。

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タグ:書籍 情報収集 分析


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