データ分析とインテリジェンス

SQL実践入門 高速でわかりやすいクエリの書き方

■書評・感想・・・入門書に書いてあることを一通り使うようになりだしたら、その次のステップとして。

SQLについて(SQL限らず全般的にそうですが)は入門書はたくさん出ていても、その次の段階に進もうとすると途端に選択肢が狭まってしまうために困っている人は多いと思いますが、そんな人にちょうど良い書籍です。本書のポイントは、case文ウィンドウ関数で、いずれも入門書だと書いてはあってもさほど詳しく触れられないのですが、うまく使えば良い道具となりえます。

第1・2章は前置きで第3章からが本番ですが、まず読むならば第3章から第5章と、第7章から第8章の前半あたりでしょうか。このあたりが自在に使いこなせたら、初心者の上位から中級者の下位あたりまで上がるのかな、というのが自分の感覚なのですが、プロレベルの人から見たらどうなんでしょう?

一方で、SQL初心者にはあまり向いていません。アーキテクチャとか、カットの話などがありますが、このあたりはSQLを使ったことが無い人が読んでもおそらくあまり利益はないのでもっと具体例や例題が載っている入門書を手に取って実際に手を動かす方がよいかと思われます。

著者のミック氏はSQL関連の書籍をいろいろ出されていますが文章が上手で技術書だとあまり意識せずに読むことができるので重宝しています。いずれミック氏の翻訳した『プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに』も読みたいのですが、どうやらまだそのレベルには達していないようですので、先に以前挫折している『達人に学ぶ SQL徹底指南書』に再挑戦しようと思います。

■目次

  • 第1章 DBMSのアーキテクチャ-この世にただ飯はあるか
  • 第2章 SQLの基礎-母国語を話すがごとく
  • 第3章 SQLにおける条件分岐-文から式へ
  • 第4章 集約とカット-集合の世界
  • 第5章 ループ-手続き型の呪縛
  • 第6章 結合-結合を制する者はSQLを制す
  • 第7章 サブクエリ-困難は分割するべきか
  • 第8章 SQLにおける順序-甦る手続き型
  • 第9章 更新とデータモデル-盲目のスーパーソルジャー
  • 第10章 インデックスを使いこなす-秀才の弱点

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タグ:書籍 SQL

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